グラレコ初心者におすすめの本5選 これから学び始める方から実践方法を知りたい方まで

グラレコ初心者におすすめの本5選 これから学び始める方から実践方法を知りたい方まで、おすすめの本を紹介します。
グラレコ初心者におすすめの本5選 これから学び始める方から実践方法を知りたい方まで

最近、グラレコ(グラフィックコミュニケーション)という言葉をよく耳にするようになりました。本を読んでグラレコを学び始めたいけれど、様々な種類があって選べない、という方は少なくないのではないでしょうか。

最初の1冊は、自分の目的にぴったりの本を選びたいですよね。

そこで今回は、グラレコを学ぶためのおすすめ本5冊を紹介します。おすすめの本それぞれについて、

  • どんな内容が学べるか
  • 著者の経歴
  • おすすめできる人

を紹介するので、あなたの目的に合った1冊が見つけられるはずです。お気に入りの本を見つけてグラレコについて学んでいきましょう。

【こんな方におすすめの記事です】

  • これからグラレコを学びたい
  • グラレコって聞いたことあるけど、詳しくはわかっていない
  • グラレコを仕事や生活で使っていきたい

グラレコとは?

書籍の紹介をする前に、そもそもグラレコとはどういったものでしょうか?
まずは以下2点をご紹介します。

  • グラレコの定義
  • グラレコを学ぶメリット

グラレコの定義

そもそも「グラレコ」とは「グラフィックレコーディング」の略です。文字どおり「絵( Graphic)」で「リアルタイムに記録する( Recording)」 ことを意味します。会議や講演の間、内容を可視化して記録します。対話を可視化することで議論を整理したり、参加者の認識合わせを促がすことができます。

描くことに興味がある方はグラレコと同じように下記のような言葉も聞いたことがあるかもしれません。いずれも絵や文字を使って可視化する技術のことです。

  • スケッチノート
  • アイデアスケッチ
  • グラフィックファシリテーション(以下、グラファシ)
  • グラフィックコミュニケーション
  • ビジュアルシンキング
  • スクライビング

これらの言葉の関係性を簡単に図示(スケッチノート)してみました。

グラフィックレコーディングとその他のスクライビングの手法について関係性を説明します。
グラフィックレコーディングとその他のスクライビング

グラレコを学ぶメリット

グラレコを学ぶメリットは各書籍でいろいろと触れられています。その中でも重要なメリットを2つご紹介いたします。

①体系的に物事を捉えて整理するトレーニングになる

会議で議論が発散しているときに、ホワイトボードやノートに状況をまとめられる人っていませんか?意見が衝突して、なかなか議論が前に進まないときでも、状況を俯瞰して整理すると、意外と論点は少ないことに気づくこともあります。

グラレコで目指す目的の一つは、まさにこの”状況をまとめる”ことです。グラレコというとどうしてもグラフィックを描く技術に着目してしまいますが、どのようなグラフィックを描くかを考えることも重要なスキルの1つです。グラレコを学ぶことで、体系的に物事を捉えて整理するトレーニングになります。

②理解を合わせるために、サクッと挿し絵を書けるようになる

私は絵を描くことが苦手です。苦手意識があると絵を描くことを敬遠してしまいますよね。ただグラレコで描くのは本当に簡単なイラストで、描き方さえ学べば誰でも描けます。実際、前項「グラレコの定義」で載せているマトリクスは私が描いたものです。決して上手な絵ではないですが、表現したいことはわかるのではと思います(伝わらなかったらすみません。。)。

同じ内容を文章だけで説明しようと思うと、だらだらと長い文章になってしまい一目で理解することはできないでしょう。そんなときにサクッと挿し絵を書けると表現の幅が広がります。

グラレコ初心者におすすめの本 5選

1. はじめてのグラフィックレコーディング

1冊目はデザインコンサルティング会社でデザイナーをしている久保田麻美(くぼみ)さんの「初めてのグラフィックレコーディング」。グラレコに限らず、ビジュアルシンキングの方法や有用性がわかりやすく説明されています。伝わるグラフィック(絵、文字、図)の描き方から、iPadを使った具体的なグラレコの手法まで、タイトル通り「はじめて」グラレコを学び始める方には教科書になる1冊です。くぼみさんはnoteでも情報発信をしているので興味のある方はぜひご覧ください。

練習用に「グラレコにおすすめの動画集」が載っていたり、グラレコに使える「ビジュアルライブラリー」が巻末についていたり、グラレコのトレーニングもできる1冊です。

こんな人におすすめ
  • グラレコとは何か知りたい
  • 絵を描くのに苦手意識がある
  • ビジュアルシンキングについて幅広く知りたい
  • iPadでのビジュアルシンキングに挑戦したい

2. グラレコの基本

1冊目と同じく伝わる絵の描き方から具体的なグラレコの手法まで網羅的に書かれています。1冊目と大きく異なるのは、著者の本園さんはデザイナーではなく、一般の会社員であること。一般の会社員でありながら500件以上のグラレコを行ってきたのも驚きですが、グラレコを始めたのが41歳からというのも驚きです。ノンデザイナーの著書ということもあり、絵の描き方も論理的に書かれており、簡単に描けるようになります。

また、著者の500件以上のグラレコの経験から具体的な現場での対応まで書かれていて実践的な内容です。手元が暗くて絵を描きにくいときの対処や、セミナーに参加している人たちとの交流まで様々なtipsが載っています。

本書は6割文章、4割グラフィックくらいの割合で執筆されていて、本を読むのが苦手な方でも読みやすい構成です。各ページに書かれているグラフィックのバラエティーも豊富なので、実際に自分でグラレコするときの参考にもなります。

こんな人におすすめ
  • グラレコとは何か知りたい
  • 絵を描くのに苦手意識がある(筆者もノンデザイナー)
  • 実際にグラレコをしてみたい
  • グラレコをするための現場での行動まで細かく知りたい

3. ふだん使いのGRAPHIC RECORDING

こちらの本は講演や会議の場でグラレコをすることではなく、日常生活や仕事の場でグラレコの技術を活かしていくことに主軸がおかれています。グラフィックを日常の思考の整理や、仕事のまとめに生かす方法をシチュエーションごとに書かれています。

”グラレコ”と聞くと大勢の前で実践することにハードルが高いと感じる方も多いと思います。しかし本書には、日常生活や普段の仕事の場で取り入れるアイデアが満載なので、ハードルを感じずに生活に取り入れていけると思います。

シチュエーションとグラレコの技術の活かし方、解答例がいくつも載っています。実際に自分で書いてみて、解答例を確認することで、グラレコの上達とともに思考の整理のトレーニングにもなる1冊です。

こんな人におすすめ
  • グラレコの技術を日常生活に生かしたい
  • グラレコの技術を仕事に生かしたい
  • グラフィックで表現するトレーニングをしたい

4. 描いて場をつくるグラフィック・レコーディング 2人から100人までの対話実践

グラレコという言葉が使われ始めたのはここ数年のことですが、同じようなことを実践している人たちは以前からいました。実際にグラレコやグラファシを行っている人たちがどのような目的で、どのような使い方をしているかがまとめられている1冊です。

グラレコやグラファシは聞いたことはあるけど、『具体的にいつどうやって使えるのかわからない』という人も多いのではないでしょうか?そのような方にグラレコ、グラファシを実践するイメージが湧くきっかけになる本です。

こんな人におすすめ
  • グラレコとは何か知りたい
  • グラレコを実際にどう生かせるか知りたい
  • グラレコの効果や現場の声を知りたい

5. グラフィックファシリテーションの教科書

最後の1冊はグラレコではなくグラファシの本です。グラレコと並んで扱われることの多いグラファシ。グラレコの本だけ読んでいると、グラレコの延長にグラファシがあるような印象(グラレコをしていれば自然とグラファシもできそうな印象)を受けることもありますが、実態は異なる部分が多くあります。

最も大きな違いは、グラレコが場の記録や整理を目的とするのに対して、グラファシは場の活性化を目的とすることが多いです。グラレコ、グラファシともに、用いられる現場は千差万別なので、明確な線引きができないシチュエーションもあるかもしれません。グラレコに興味を持った方でも、自分が求めているのはグラファシなのかもしれないと気づく方もいると思います。

グラフィックファシリテーション協会代表理事も務めている著者の山田夏子さんは本書の前がきで下記のように記しています。

グラフィックファシリテーションは、「正解のない問い」や、「簡単には答えが見つからない問い」を話し合うときにこそ、力を発揮します。

グラフィックファシリテーションの教科書. 株式会社かんき出版. 山田夏子

「正解のない問い」を求めるという抽象的な技術であるグラファシを、わかりやすく体系的にまとめられている1冊です。これからグラファシを挑戦したい方は必読です。

こんな人におすすめ
  • グラレコとグラファシの違いを知りたい
  • グラファシに挑戦したい
  • 「正解のない問い」を思考する新たなツールがほしい

まとめ おすすめ本をよんで、あらたなビジネススキル”グラレコ”を学ぼう

今回は「グラレコ初心者におすすめの本5選」を紹介させていただきました。読んでみたい1冊は見つかりましたか?

グラレコは講演や会議で人前で行うものなので、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。しかしグラレコに使う技術は日常生活や普段の仕事でも活用することができます。新たなビジネススキルとして有用でしょう。

グラフィックを使って考えたりまとめたりすることは、日常に取り入れることで一人でも練習することができます。はじめは絵を描くことに苦手意識があっても、練習し始めてみると意外とかけるものだなと感じると思います。私もそうでした。

ぜひ今回ご紹介したおすすめ本を読んで、グラレコに触れてみてください。グラレコの技術をビジネススキルとして伸ばせれば一生使えるスキルになりますし、日常生活に取り入れてもより良いものにしていくこともできるでしょう。

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